2012年06月02日

目指す音

ミュージシャンにとっては、レファレンスというか、「こうあって欲しい」と思う音があるんじゃないかと思います。
自分が制作した音源がそのような音になっているかどうかはともかくとして、私の中では明確に意識している音、自分が制作する音源が「こうあって欲しい」と思う、自分の中で目指している音があります。

その一つがこれ、マイルス・デイビスの、"Kind Of Blue" です。

カインド・オブ・ブルー+1 / マイルス・デイビス (演奏) (CD - 2005)


巨匠マイルス・デイビスが1959年に制作した作品。既に半世紀以上が経過しているにも拘わらず、今なおジャズの頂点に君臨する傑作中の傑作じゃないでしょうか。ピアノにビル・エヴァンス、テナーサックスにジョン・コルトレーン等々、最高のジャズマンが参加していることのみならず、ミュージシャンの息づかいまでも再現するような臨場感ある音。本当に素晴らしいと思います。
もちろんこんな音を私ごときが、しかもPCの中だけで生み出せるはずもないのですが、イメージしているのはこういう音なんです。
このCDを聴くと、当時の録音技術の高さに驚くばかりなのですが、何と言ってもスタジオそのもののが奏でる残響音が素晴らしいと思います。


それからもう一つ。ジューダス・プリーストの "Screaming for Vengeance"です。

Screaming for Vengeance (Exp) [Extra tracks, Original recording remastered, Import, From US] / Judas Priest (CD - 2001)

一つ一つの音の粒がブライトでありながらコクがあって、気持がいい音だと感じます。
いつかこんな音を作ってみたい!と思いながら、試行錯誤する日々です。
ラベル:雑記
posted by メタボー at 21:27| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月13日

URS N4 Series

前回も書いたように、できるだけ使わないようにと思いつつ、使わずにはいられないのがイコライザーですが、様々なプラグインを組み合わせることで、複雑でリッチな響きを生み出せないかと試行錯誤を繰り返す日々です。

今回もお気に入りのイコライザーの一つ、URS N4 Series(以下、N4)を取り上げます。

URSN4.jpg

公式には説明がありませんが、そう、見た目のとおり、NEVE1073をシミュレートしたプラグインです。
本物のNEVE1073よりもバンド数が多く、4バンドのEQにローパス&ハイパス・フィルターを加えた構成になってます。

本家NEVE1073は独特のひずみ感があって、つやのある太い音が出るのが特徴だそうです。太さ、押し出しの強さ、存在感に優れており、多くのエンジニアやミュージシャンから支持を受けている機種です。

私なんぞは休日にちょこっとデモを作る程度の完全なアマチュアですので、本物のNEVE1073を使ったことはなく、聴き比べたわけではないので、このN4が本物と似ているのかどうかについては不明ですが、使ってみた限りでは「相当使えるプラグイン」だという印象です。

ミックスに真剣に取り組み始めた頃は、バンド数が多くて周波数やQ幅も自由に設定できるイコライザーが使いやすいイコライザーだと信じて疑わなかったのですが(苦笑)、少しずつ経験を積んでいくうちに、ヴィンテージ機器のようにEQポイントがある程度固定になっているようなイコライザーの方が使いやすいと感じるようになってきました。

というのも、実際にミックスやマスタリングの中で調整するEQポイントはある程度限られていて、ヴィンテージEQなどは、こういったEQポイントにターゲットを絞って調整できるように作られているからです。

このN4もEQポイントが固定式になっていて、切り替え可能なEQポイントの中から選択することで、素早くイメージに近い結果を得ることができると感じます。

肝心の出音ですが、N4を通すと音にガッツが出て足腰が強くなるというか、太くなる印象です。また、適度なアナログ感で音が立つ感じがあります。動作も軽いのでつい多用してしまいそうになりますが、この手のアナログ感があるプラグインは、使い過ぎると却って音が濁る傾向があるので、ここぞというトラックに挿して使うようにしています。
posted by メタボー at 18:56| Comment(0) | vstプラグイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月06日

Renaissance Equalizer

一連の音源制作作業の中で、使わないで済むならその方がベター、とは思いつつも使わずにはいられないのがイコライザーです。
以前はCubase付属のイコライザーで十分!と思っていたのですが、各社から様々なタイプのプラグインが発売されており、どんなプラグインを選択するかによって音源の完成度に少なからず影響があると現在では感じています。
そして少しずつプラグインを購入しているうちに、いつの間にかイコライザーだけでもかなりの数のプラグインを所有することになってしまいました。

そんな中でも、トラックを制作するとき、私がまず第一に使ってみるプラグインが、Waves社のRenaissance Equalizerです。
ss_ren_eq_large.jpg

同社のRenaissanceシリーズには、このほかにコンプやディエッサーがありますが、どれも素晴らしい出来です。
ヴィンテージ機器のような温かみのある出音で、DAW特有のデジタル臭さを和らげてくれる上に、位相の乱れも起こりにくく、ミックスの品位を上げてくれるプラグインだと思います。
Cubase付属のイコライザーも使い方次第なのかもしれませんが、私にとってはどうも音が硬いというか、デジタルっぽい冷たい音に感じてしまうのと、高域がどうやってもピーキーになってしまって、ブライトに仕上げようとすると耳に痛いミックスになってしまうのです。
ところが、Renaissance Equalizerを使うと何とも暖かみのある音になって、同じソフトウエアなのにこうも違うものかと目からうろこが落ちる思いでした。
また、動作も軽いので、私の場合には各パートにこのイコライザーが挿してあります。

プラグインには主に味付けとして使うものと、積極的な音作りに使うものがあるように思うのですが、このプラグインはその両方の用途を満たしてくれるプラグインだと思います。
バンドルで購入するのがお得ですが、バンドルで購入するのはちょっと敷居が高いという方には単体で購入することをおススメします。
posted by メタボー at 17:56| Comment(0) | プラグインエフェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月22日

iPad

発売前後から気になってたのですが…
2週間ほどまでに iPad/64GB/Wi-Fi+4G/白 を予約しまして、昨日入手しました。

まだあまり使ってませんが、これは便利!
2年ほど前からiPhone4を使ってますが、以前はiPadに対しては「画面の大きいiPhone」という認識しか持ってませんでした。
ところがどっこい…
画面が大きいことのインパクトや、文字入力の簡便性など、iPhoneとは別次元という印象です。
よりユーザーフレンドリーというか、直感的に操作できる優れたデバイスだと素直に感じます。

今日はAmplitubeなど音楽ソフトをいくつか仕込みましたので、近いうちに使用感などを少しずつレポートしてみたいと思います。
posted by メタボー at 19:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月15日

リッチー・ブラックモアのギター音

昨日4月14日はリッチー・ブラックモアの誕生日。
誕生日祝い、というわけではないのですが、musictrackに、ディープ・パープルのBlack Nightをアップロードしました。

http://musictrack.jp/musics/46726

音源制作にあたっては、いつもコラボさせて頂いている、ひょい。さんにボーカルとオルガンをお願いし、ギター、ベース、ドラムとミックスを小生が担当致しました。

リッチーは私が初めて憧れた、そして今でも最も尊敬するギタリストであり、演奏技術そのものももちろんのこと、ギターの音に関しても一歩でも近づきたいと思うギタリストであります。
私は自宅にギターアンプを所有していませんが、数年前にソフトウエア・アンプシミュレーターという便利なものを入手して以来、リッチーのような音が出せないかと試行錯誤を繰り返してきました。
試行錯誤の結果辿りついた現在のセットアップは、
 Native Instruments社のGuitar Rigというソフトと、
 Line6社のPOD Farm Platinumというソフトを組み合わせています。
Guitar Rig画面.jpg

Guitar Rigは、この中に含まれているNoise Reductionがスグレもので、ギターパートには必ず使っています。これにTube Compressorを通して温かみを出しつつブーストをしています。

この後に、POD Farmを通すのですが、ここでのミソは、2つのアンプモデルを並列で通していることにあります。
POD Farmは、Guitar RigやAmplitubeといったソフトに比べると、わずかにデジタル臭い音がするのですが、Guitar Rigを一旦通すことで、アナログの質感を足しています。
またそこまでして何故POD Farmを使うのかというと、この中に含まれているアンプモデルに、リッチーが使っていたMarshall Majorがあるからです。
POD Farm画面1.jpg

リッチーが使用していたMarshall Majorは、同社の工場で本人立ち会いのもとカスタマイズされたものらしく謎が多いようですが、そのあたりのことは考えず、耳を頼りに中域から高域にかけてハリのある音が出るようにセッティングしています。
しかしこれだけではリッチーのような太い音が出ないため、もう一つのアンプを並列で通しています。
POD Farm画面2.jpg

この2つ目のアンプがミソなのですが、ここではベース用のアンプを通しています。
私が過去に使用した感想から言うと、JCM800以前のMarshallは、比較的高域がきつくジャリッとした音が特徴だと思うのですが、高校生の頃、一度だけスタジオに設置してあったMarshallのベースアンプ(しかも3段スタック!但しモデル名は不明)を使用したことがあって、その際「あ、リッチーの音みたい」と思ったことがヒントです。
この2つのアンプの音量バランスを取りつつEQを通し、聴こえ方を微調整しています。

余談ですが、ある雑誌で読んだところによると、あくまでその記事を書いた人の想像と前置きしながらも、リッチーのライブセッティングにおいてほぼ常にBassノブがゼロにセッティングされているのは謎、もしかすると内部はベースアンプの回路が組み込まれているのでは?、との記述がありました。

因みに私のギターのピックアップはリッチーが使用していたものとは全く別物で、イングウエイが使用していたディマジオのHS-3だったりするのですが(苦笑)。

ここからさらに様々な質感を足すために様々なプラグインを挿してます。
ギターチャンネル.jpg

上の画面で表示しているのは一例で、マスター段までにはさらにこの倍ぐらいの種類のプラグインを通っています。
そのあたりの詳しいことについては、また別の機会で。
posted by メタボー at 19:22| Comment(1) | アンプ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月12日

You Don't Remember, …

Yngwie Malmsteen のYou Don't Remember, I'll Never ForgetをMusictrackにアップしました。
http://musictrack.jp/musics/44997

この曲は高校生の時に組んでたバンドで演ったことがあって、久々に弾きましたが結構指が覚えてました。
ただサビ直前のディミニッシュスケールの箇所だけは昔から苦手で、今回も何度も練習しました。

私が通常楽曲制作するときは、ギターのバッキングはほぼ一発録り(正確にはLRそれぞれのチャンネルで各1回ずつ、計2回)、ソロについては少しずつ録ってDAWでチマチマとピッキングのタイミングやミスタッチを修正してます(苦笑)。
因みに、チマチマ修正するとこんな感じ
→Black Star /Yngwie J. Malmsteen
  http://musictrack.jp/musics/32752


しかし、今回の曲のソロは勢い重視、おりゃーっと一発録りを2回繰り返し、それぞれのいいところだけをDAWで切り貼りしてつなぎ合わせました。
ですので、粗い感じの仕上がりになっていると思いますが、まあこんな感じもアリかと。

ギターの音はいつものようにGuitar Rigを通してMarshallシミュレートで音作り、全体的にはヴィンテージ機器をシミュレートしたWaves製プラグインを多用し、歪みをわずかに足してアナログっぽくしてます。

最後まで聴いて頂けたら幸いです。

posted by メタボー at 12:06| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月04日

Rock You Like A Hurricane

久々の更新であります。
musictrackに記事タイトルの曲をアップしたのであります。

http://musictrack.jp/musics/44647

いや、正確には1週間前にアップしたんですけどね。
色々と手直しをしまして、先程修正版を再アップしました。

思えばこの曲、バンドで演ったことはなかったんですけど、いつか演奏してみたいと思ってた曲です。
今聴いてもこのリフはカッコいいですねー。
一時期はベストヒットUSAで毎週この曲のプロモが流れてたように記憶してます。

なかなか更新できておりませんが、細々と音源製作に勤しんで参りますので、どうかよろしくお願い致します!
posted by メタボー at 20:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月20日

嗚呼…

ブログを始めたところまでは良かったものの…全く更新できてません。
ダメだなあ、と思いつつ。
震災の後、色々と予期せぬことが重なったりしてバタバタしてます。
まあ、言い訳ですかね。

この2ヵ月ほどの間に、音源制作用のツールなどは以前より少し充実しましたので、ボチボチと記事を書いていこう!と思ってます。
posted by メタボー at 00:44| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月20日

フリーのvstプラグイン

本日はフリーのvstプラグインについてです。
私はもう10年以上にも亘ってCubaseを使っていますが、Cubaseのいいところの一つとして、vstプラグインが動く点があります。
もちろん、Cubase以外のDAWでもvstプラグインは動きますが、vstプラグインという規格自体、Cubaseのために作られたようなもんですので…。
そして何といっても、フリーのvstプラグインが結構出回っており、中にはフリーとは思えないような高機能なものも多々あります。
私の場合、「機材が欲しい」という物欲を、フリーのvstプラグインを探して入手することで紛らわせることもあります(爆)。

それはさておき、私が重宝して使っているフリーのvstエフェクトをご紹介します。

Nasty VCS

Nasty VCS.jpg

http://varietyofsound.wordpress.com/2010/05/07/nastyvcs-released-today/

なんでも、Virtual Console Stripとやらで、本来の使い方がどうなのか良くわかっていないのですが(苦笑)、私はMasterチャンネルに挿しています。
劇的な変化をもたらすタイプのエフェクトではありませんが、これを使うと高域のカドが取れて、ほんの僅かですがデジタルっぽさが抑えられ、全体の音が上品になるような気がします。
DAWだけで曲の制作を完結してしまう私にとっては、言って見れば「カユいところに手が届く」エフェクトだと思います。


さて、サンプルとして、現在制作中の「ある曲」のドラムパートで効果を試してみました。

<エフェクトオフ>


<エフェクトオン>


うーん、微妙過ぎて良くわからない??
ま、とにかく、このプラグインを作られた方は、他にもかなり秀逸なプラグインを作っておられます。おススメです。
posted by メタボー at 17:09| Comment(0) | vstプラグイン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月08日

ゲイリー・ムーアが…

また悲しいニュースが…。
多くの人々を感動させてきた稀有なミュージ
シャンがまた一人旅立ってしまいました。

ゲイリー・ムーアが逝ってしまったとのこと。
高校生の頃、私の周囲ではかなりの確率でゲイリーのコピーをしている者がいたもんです。
私も高校2年生の時の文化祭でゲイリーの曲を演った記憶があります。
この人の力強いピッキングで聞かせるハードなリフ、はたまた泣きのフレーズには、憧れたもんです。
最近はブルースに傾倒し過ぎてる感じが私にはして(私はブルース好きではありますが)、正直なところ頻繁に聞くというほどではありませんでしたが、逝ってしまったと聞くと、やはり淋しいです。

ゲイリー、ありがとうございました。ご冥福をお祈り致します。

近々追悼音源をアップしようかと思ってます。
posted by メタボー at 23:14| Comment(2) | アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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